外断熱(工法)とは?

コンクリートの屋外側に断熱材を設置する「外断熱」は優れた性能でありながらも、コストや工期等の制約から特別な工法とされてきました。
そのため、これまでのコンクリート断熱工法は、コンクリートの室内側に断熱材を設置するいわゆる「内断熱」が一般的でした。

しかし、ロックセルボード(RCB)外断熱工法により、コンクリートの屋外側へ打込んだ断熱材に直接外壁仕上げが可能となり、コストや工期等制約のクリアが現実のものとなりました。
また、既存建築物(コンクリート造)にも若干の下地調整で直接断熱材を貼付できるので、既存建築物(コンクリート造)の性能アップにつながり、廃棄物の減少にもなるなど、まさに地球環境に優しい工法です。

外断熱工法の 6 つ特徴

火炎に強い

断熱材のロックセルボードは炭酸カルシウムを主材として作られており、熱で簡単に溶けることがありません。
火災による延焼の恐れが無い外断熱工法です。


耐久性に優れる

建築材料は大まかに、コンクリートや金属などの無機材料、皮革や絹などの天然素材、ゴムやプラスチックなどの合成樹脂材料などに分類されます。
コンクリー トや金属などの無機材料はメンテナンスにより劣化を防げますが、ゴムやプラスチックなどの合成樹脂材料などは熱、光、水、酸素などの化学作用、物理作用に より劣化を起こし、本来の物性を失って行きます。

断熱材のロックセルボードは無機材料の炭酸カルシウムを主材として作られており、劣化のしにくい材料のため、外断熱のような過酷な使用条件下においても、優れた耐久性を発揮します。


安全性に優れる

粘弾性を有するロックセルボードが、コンクリートやモルタル、タイルの接着層に生ずるひずみを吸収し、タイルやモルタルなどの剥離、剥落を防ぎます。

引張強度は 6kg/2(60t/m2)を有し、断熱材が破壊しにくく、熱にも溶融しにくいため、安全性に優れた外壁を提供できます。


コンクリート躯体保護

コンクリートは内部に微細孔を無数に持つ、多孔質材料です。これらの微細孔から浸入する二酸化炭素、水、酸素、塩分、二酸化窒素などにより、化学作用を起こし、コンクリートの変質と鉄筋腐食を招きます。

ロックセルボードは完全独立発泡体のため、二酸化炭素や塩分のコンクリート微細孔への浸入を防ぎ、コンクリートの変質や鉄筋の腐食を防ぎます。


幅広い意匠性

タイル仕上げ、石貼り仕上げの他、在来の左官材料で外装を仕上げることができますので、塗料メーカーから幅広い塗料を選定することができます。

注)
ガルバリュム鋼板やスパンドレル、大きいサイズの石などを貼る場合はファスナーが必要になります。
寒冷地における石貼りについてもファスナーが必要になります。


多様な施工方法

下記の方法により施工ができます。
  1. 型枠同時打込み
  2. 型枠兼用打込み
    ※施工条件がございますので、ご検討される場合は、必ずお問い合わせ下さい。
  3. 後貼り
    ※改修の場合は、下地判断が必要となります。ご検討される場合は、必ずお問い合わせ下さい。
  4. アンカー併用工法
    ※打込み、後貼り共、施工条件によりアンカーを併用できます。


低コスト

打込み施工により、施工費のコストダウンと工事工程の短縮化が可能になりました。
外装仕上げ材の選択枝が広く、低価格の外装材を選択できます。
断熱材が厚くなる場合は、Composite insulation panel の使用によりコストダウンができます。

※Composit insulation panel (複合断熱板):ロックセルボードと押出法ポリスチレンフォーム 3b の貼り合せ複合断熱板